北陸のカレーは美味いのか

北陸のカレーを中心としたカレー評価

金剛石 松屋町店

11時過ぎに来店。カウンター10席、店長と店員の2人。オープンして2年。店内はほのかに明るい。洒落たバーか。まだ若い日本人の男性店長。なのに人気店。凄い。提供まで2時間ほど待った。

メニューは日替わりカレーと定食の2種類のみ。羊肉キーマカレーと牛ホルモン900円、大盛り200円に、ローズラッシー300円と味玉100円の計1500円を注文。たまたまなのかこの日は蟹カレーも選べたが無視した。

スリランカカレーはこの店でようやく3店舗目。羊肉キーマカレー以外は、おなじみの奴らが入っているなと、やっとわかることが出来た。豆カレー。豆の優しい甘さと、粗い食感が楽しめる。魚粉の味も感じる。既視感のある味。ただ今までのより美味しい。大まかな味は似てるがバランスが完璧なせいか明らかに美味い。

キャベツのコールスロー的な奴。単品で食べてもよくわからない。カレーと食べても、これが正解とはならない。食べ方がやはりわからない。

謎の佃煮。不覚にも気づいたらカレーと食べてて、佃煮の味がする。としか思えなかった。これと食べるとカレーが美味くなるとは思わない。

ジャガイモとタマネギ炒め。好きな食べ物はジャガイモです。くらいしか言うことがない。

このスリランカカレーは、どーも食べ方がわからない。豆カレーだけならシンプルに美味しいと言って終わる。だが付け合わせの奴らを上手く生かして食べるともっと美味しくなるはずだと思うが、全然ならなくて、どんな配合にして食べてもならなくて、食べるのが苦しい。悔しい。

スリランカカレーはプレートの中で最後に客が調理しないといけない。個性の強い味の奴らばかりだから、味つけが難しい。大阪のカレーは何故かスリランカカレーが多い。そのおかげで大阪人は調理に長けているから美味しいスリランカカレーに出来る。だからこの店に多くの人が行くのだろう。

羊肉のキーマカレーはあんまり言うことが無い。パインマックルーとクミンの味がする。強すぎる奴らの個性に未だ慣れないので、他の味を認識出来ない。ただ主役は豆カレーだ。こいつはおまけだ。煮卵はスパイスで多分煮込んでる感じだ。

ローズラッシーはローズの味?香り?が広がる。辛いとか甘いとか以外の別の味覚で味わっている気がする。子供の頃食べたラベンダーのソフトクリームの味を思い出した。花を使った料理は強烈に残る。他の食材では味わえないものだから、貴重でまた食べたいなとも思う。花は食材として大きな可能性があると思う。とにかく美味い。

大阪のカレー雑誌でグランプリとっていたのに、スリランカカレーのせいで、期待していたような高い評価が出来なかった。調理できれば最高の評価になるのか。そんな日は来るのか。

味90 辛さ7 スパイス感9 ドロドロ感3 雰囲気7